市川工業高校の電気科 科長だった「栗原先生」が、
千葉工業高校へ転任になりました。
栗原先生は、「市工創立70周年の特別アマチュア無線記念局の運用」や「全国工業高校校長会の人工衛星打ち上げ計画」に携わっていました。
もともと「管理人」は、これらの話題に興味があったので、息子が卒業後も、「市工祭」でお見かけした時は「無線関連」の話しを聞かせていただきました。
転任されると、今まで以上にお会いする機会が減りそうなので、残念です。
栗原先生は、千葉工業高校に転任されても、引き続き「全国工業高校校長会の人工衛星打ち上げ計画」に携わると思われます。
これを機に千葉工業高校の
アマチュア無線社団局(クラブ局)
JA1YCK が復活の兆しです。
「市川工業高校」と「千葉工業高校」が連携できると、通信実験など「人工衛星打ち上げ計画」も進むのではないかと期待しています。
そんなこともあり、現在どれくらい県内の高校・高専のアマチュア無線社団局が生きているか知りたくなって・・・
『千葉県内高校・高専のアマチュア無線社団局の現状』を調査してみました。
参照リンク
参照リンク先のリストより「千葉県内高校・高専の社団局」を抽出し、総務省の無線局等情報検索で、2015.4.4現在の免許更新の有無を調査しました。
調査結果
(リストに書かれたコールサインが、現在でも有効かを検索してみました。)
免許更新されている局は5局(県立高:3局 国立高専:1局 私立高:1局) 実際に運用されているかは定かではない。
免許失効で新たに開局したとみられる例が13件あり、うち1件(君津高)は2回新規開局しています。 学校の数に対し14のコールサインが重複していることになります。
過去に社団局を開局した千葉県内の高校・高専は126校。統廃合が進んだとはいえ、現在県内に191校の高校・高専があります。それら全学校の約66%に過去社団局があったことになります。
全盛期に126局あった社団局は、現在わずか5校(約4%)しか残っていないことになります。
調査結果から分かったこと
アマチュア無線が衰退してしまった結果、わずか5局しか県内には「高校・高専の社団局」が存在しないという結果になりました。
本来であれば再免許申請すべきなのですが、クラブ自体が無くなってしまったり、顧問の先生が転出されたりというケースで免許状を保っていられないということが多いと思います。
現在でも免許更新が行われている所は、電気科をもつ工業高校・総合高校 あるいは、工業高専のケースが多いです。
工業高校であっても免許更新が行われていない場合もあります。
クラブが無いのにコールサインを維持する為に、5年毎、数千円の更新料と電波使用料を支払うのは難しいということでしょうか?
全盛期に使っていた無線機は、故障したりで使えないものもありそうです。 新たな無線機の購入もバカになりません。
実際に運用しようとするとQSLカードの転送を行っている「日本アマチュア無線連盟」への会費も必要になります。
単に『通信への興味』だけでは、社団局を存続できないということが分かります。
今回調査して分かったのですが、過去のコールサインは再割り当てになっていないようなので、新たに社団局を立ち上げる際は、「旧コールサインの復活申請」をしてみるとよいと思いました。
また、千葉県内の高校・高専で連携した実験を行いたい場合は、以下にあげた5つの局に協力をお願いすれば通信実験なども行えるのではないかと思いました。
免許更新されている局は5局(県立高:3局 国立高専:1局 私立高:1局)
コールサイン |
社団局名 |
科 |
立 |
学校名 |
市町村名 |
JA1YCK |
県立千葉工高クラブ |
工業 |
県立 |
千葉県立千葉工業高等学校 |
千葉県千葉市 |
JA1YDS |
市川工高アマ無線クラブ |
工業 |
県立 |
千葉県立市川工業高等学校 |
千葉県市川市 |
JA1YRV |
館山総合高校アマ無線クラブ |
総合 |
県立 |
千葉県立館山総合高等学校 |
千葉県館山市 |
JA1ZUB |
木更津高専電気部 |
工業 |
国立 |
木更津工業高等専門学校 |
千葉県木更津市 |
JJ1ZWU |
渋谷幕張中学高校無線部 |
普通 |
私立 |
渋谷幕張高等学校 |
千葉県千葉市 |
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