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第32回総合技術コンクール
主催:千葉職業能力開発短期大学校(ポリテクカレッジ千葉)
共催:千葉県製造業コマ大戦実行委員会
日時:平成27年11月28日(土)10:30~
場所:千葉県立市川工業高等学校 機械科演示室(2階)
開催されました。
総合技術コンクールの競技の合間を見て、当サイト管理人も、見学しました。
決勝戦は「ポリテクカレッジ成田」と「下総高校」という組合せで、「短大生 対 高校生」という歳の差対決となりました。
ちなみに、ポリテクカレッジ成田は、厚生労働省管轄の工科短期大学校です。(正式には千葉職業能力開発短期大学校・成田校)
「航空機整備科」と「生産技術科」が設置されていますが、今回出場したのは「生産技術科」の選手と思われます。
下総高校は、成田市にある総合専門高校です。 校名に「工業高校」とは付いていませんが、航空車両整備科(工業系)が設置されています。
優勝したのは、「ポリテクカレッジ成田」(ナリタキャップ)でした。
決勝の試合は、
×下総高校(コマだ3号) VS ポリテクカレッジ成田(ナリタキャップ)○
選手がキャップをかぶっていたのも、そうですが・・・「ナリタキャップ」って、競馬馬のようなネーミングですね。
こぼれ話として・・・実は、下総高校が持参したコマは、20mm以下という規定から僅かに外れたコマでした。 そのままでは出場できないので、市工の工作機械(グラインダ?)を使って微調整したそうです。 (微調整は旋盤での加工ではなかったらしい)
そのせいで、若干大会全体のスケジュールが押したそうです。
おそらく市工での微調整は、機械操作に慣れている市工の関係者が作業にあたった思われます。 「この微調整が、いい方に転んで2位という成績になったのでは?」と実況の人が言っていましたが、実のところわかりません。
2位になった「下総高校」には、主催者の「ポリテクカレッジ千葉」が製作した「特製土俵」が贈呈されました。
この「特製土俵」には、千葉県の工業高校・工業系学科を持つ専門高校 全8校の校章が印刷されています。 工業高校が優勝すると想定してか、この「特製土俵」を優勝校に贈呈する予定でした。
しかし短期大学校である「ポリテクカレッジ成田」が優勝した為、次点の「下総高校」に贈呈されました。
エキシビションマッチは、
○(有)シオンの山田社長 VS ポリテクカレッジ成田(ナリタキャップ)×
エキシビションマッチは、解説者として招待した「有限会社シオンの山田社長」との対決です。
岐阜にある「有限会社シオン」は、企業同士で対決するレベルの高い「全日本製造業コマ大戦」で全国制覇したことがあります。
技術力の高い企業です。 山田社長はシオンチームの中心人物で、「全日本製造業コマ大戦」でも大御所的立場です。
当然ながら、「ポリテクカレッジ成田」は、山田社長に完敗しました。
動画の中のやりとりを見ていただければわかると思いますが、記念に「有限会社シオン製」のコマ(市販品)が、「ポリテクカレッジ成田」の選手に贈呈されました。 このコマを手本に、更なるレベルアップが出来るとよいですね。
今回の「コマ大戦 市川工業高校特別場所」に参加した選手は、ほぼ全てと言っていいほど、「次回開催することがあれば是非参加してみたい」というコメントをしていました。 ものづくり教育の一環としてコマ大戦の試みが継続されることを期待したいと思います。
ポリテクカレッジ千葉でまとめた、最終的なまとめがpdfで見ることができます。 下記のリンク先をご覧ください。
今大会を開催するにあたり関係各位との調整など大変だったということでした。 その甲斐もあり、大会は大成功に終わったのではないかと思います。 「総合技術コンクール」と「コマ大戦」の趣旨は重なる所があり、「ものづくり教育」のPRに大変役だったと思われます。
別件ですが・・・今大会の前日、市工PTAの研修旅行が行われました。 目的地は「日大生産工学部」と「ポリテクカレッジ成田」と「成田空港」でした。 「ポリテクカレッジ成田」では、中山校長もPTA一行と同行したそうです。
下部のスクロールバーを動かしてご覧ください。
今回で「全日本製造業コマ大戦 市川工業高校特別場所」の特集を終了します。
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